もう四十四歳の私

F.K(H8.4入社)

昭和五十一年生まれの私は今年で四十四歳になりました。平成八年に入社してから二十四年、会社全体の年齢層が若いこともあり、この歳でもう古株です。最近はそうでもありませんが、昔は社員の出入りがなかなか激しい会社でした。それでも私自身が退職せず今日まで務めていられるのは「周りの方々の協力があってこそ」と思っております。いつもありがとうございます。当然のことですが家族には誰よりも感謝しています。

私は作業員として入社し、三十二歳で現場代理人(管理者)となりました。今年で丁度、作業と管理とも十二年を経験しました。私自身、どちらの職が向いているのか分かりませんが...しかし仕事を続けるために大事だと思っていることがあります。それはコミュニケーションをとり、会話をする事と「自分自身が明るくいる事で仕事は続ける事が出来る！仕事は楽しくなる！」という事です。基本的には電気に興味が無いと難しいですが。

あとは楽しみを持つことも大事です。私の今の楽しみは二人の息子の部活動（野球）です。三年生が引退し、二人とも自分の代だと意識して取り組んでいます。そんな息子たち（私の事も）を妻は毎日、仕事をしながら支えてくれています。感謝！

そんな家族に刺激を受けながら私も会社の古株として今後も楽しく仕事に取り組みたいと思っています。

コロナの影響

M.Y(H20.2入社)

世は今まさにコロナウイルスに翻弄されている。観光業は衰退し、店舗も時短営業や臨時休業を強いられ、この半年で何もかもがガラッと変わってしまった。

休日の過ごし方にも影響があり、外出自粛を強いられ自宅で過ごす事が多くなってきています。その時間を有効に使おうと思い、子供達の野菜嫌いを克服してもらおうと野菜作りに勤しんでいます。

子供が嫌いな定番の茄子とピーマンを作っています。早朝に水やり、草むしりなど我が子のように育てています。最初は子供も一緒に水やりをなどをやってくれていたのですが、今は何故か一人でやっています。収穫の時は喜んでついてきます。新鮮な野菜は言うまでも美味しいです。子供達は食べてくれたかというと全く食べてないです(笑)この味が分かるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。野菜のおかげで楽しい時間が過ごせてます。

国語の教科書

H.K(H16.11入社)

小学４年生になった長女が宿題で国語の教科書の図書「一つの花」を音読していました。内容は 「一つだけちょーだい」という言葉を覚えた幼い娘の父が戦争に行く事になり、見送りに行く間に「一つだけ、一つだけ」と言って父親のおむすびを娘は全部食べてしまう。汽車の出発時に「一つだけ」と言って泣きそうになった娘に父親がコスモスを一輪渡し、その花を見つめながら父はそっと行ってしまう。１０年後、コスモス畑のトタン葺きの家から成長した娘が出てくる（かなり端折ってます）
大人になって改めて読むと気付かなかった内容に胸が熱くなります。場面が表す本当の意味あいが理解できるものありますが、親の心情に痛感するからです。当時は幼い娘のワガママをここまで聞いてやる親の気持ちは分かりませんでした。

さてさていつも珍回答をする娘。「コスモスの花って食べられるんだよ～ＴＶで言ってたもん！」...笑い涙が出ました。しかし、小２の息子はテーブルの下に潜り込んでそっと涙を流していました。

今年は終戦から７５年。昔も今も人は常に何かと戦い、そして大事にしなくてはならない一つだけのものは変わらないと思います。「不要不急」「新しい行動習慣」けれど命を輝かせる活動は「必要不可欠」です。生きる事、生物である私達が在る事を守るために出来ることはやるべきだと感じています。